1万円前後は色々な思惑が混在する価格帯

10000円前後は子供向けに買い与えるにはちょっとハードルのある価格帯ですが、おもちゃを売るメーカー側としては超えたいハードルなのかと思います。

例えばメインとなる5000円前後のおもちゃと、それと合わせて遊ぶパーツやオプションなど、全て集めるとこのあたりの価格帯に収まってきます。カード系も満足のいくデッキを構成するために集めるとなるとこのあたりの金額が目安ですし、他にも、テレビの進行で少しずつ大きくなるような合体系のおもちゃも最終的に全部を集めてしまうとこのあたりの価格帯になります。

「出たから買う」になってしまうと思惑通りになってしまうので、欲しいものを厳選して選ぶ訓練として使ってはいかがでしょうか?買えないものもあるという我慢する経験をおもちゃを通してできるならそれも良しだと思います。

テレビシリーズは入れ替える事で卒業して行く子供を見送り、新しくファンになる子供達が入りやすい環境を用意してあげて、テレビの中で頑張るキャラクターの成長を応援しつつ、同じ武器やアイテムに憧れ、安いところから集め始めるものの敵も強くなり、最終的には初めに入手したおもちゃは使う場すら無く(笑)。

強さのインフレが高まったあたりで最後のボスを倒し、映画館やイベント会場に呼ばれて、もう少しお兄さんお姉さんが見ているテレビに興味を持ちはじめると次第に卒業を迎えるというサイクルです。

永久機関のように新陳代謝を繰り返すということは同じ軸で両親の子供時代と繋がることが出来るツールなのかもしれません。無駄な買い物と思わずにかつて子供だった頃の自分の両親を知ると言った意味でも無駄な買い物ではないと思います。

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