塩とは言っても濃く甘い、トマト界のロイヤルでありセレブ。

古くは干拓地のため土壌の塩分濃度が高い事から名前に「塩」が含まれている。ただし、トマトの味がしょっぱいわけではなく、植物は塩分濃度が高い土の場合、水分の吸収をかなり遮られてしまうためわずかな水分しか得られない。

ブランドトマトの多くに言えることではあるが、この水分をギリギリまで抑える栽培方法をとっている。塩トマトは植物には過酷な塩分濃度の環境が、かえって甘みとおいしさを濃縮し、糖度も高く濃厚で甘くジューシーな味わいのトマトを作っている。

塩分濃度の高い土壌は水分量のコントロールの他にも、天然の塩分とミネラルを豊富に含んでいることも特徴で、今まで食べてきた市販のトマトとは色や形は似ていても全然違うものを食べているかのような、不思議な感覚に襲われます。

折角の味なので火を通したり調理に使ったりせずに、フルーツを味わうがごとくそのまま丸かじりするくらいの勢いで、トマト自体の味を楽しむようにしてほしい。というより、事実、下手なスイーツよりも糖度が高い。

過酷な地質が生み出す濃厚な味

産地:熊本県矢代市、宇城市
旬:1月中旬~3月中旬

JAやつしろが取り扱う塩トマトの中でも糖度 8度以上のトマトは「太陽の子セレブ」と呼ばれ更に糖度10度以上の希少なトマトは「ロイヤルセレブ」と呼ばれています。ロイヤルセレブは塩トマト発祥の地にしてもまだまだ希少で取り合うトマト、水に浮かばず沈んでしまうというのも明らかに規格外のトマトといえます。

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